ラッキンコーヒー(LK)に続き、TALエデュケーション(TAL)でも不正会計が見つかりましたね。

米国株

ショー太です。

 

米国市場に上場している中国企業のTALエデュケーション(TAL)で不正会計が見つかりました。

 

売上高を水増しする等していたようです。

 

TALエデュケーションは2008年に中国の北京で設立し、小学生から高校生向けにオンライン学習サービスをいち早く展開し、急成長した企業です。

 

教育(Education)とテクノロジー(Technology)をかけ合わせた造語であるエドテック(EdTech)が注目されつつありますが、その代表銘柄でもありますね。

 

TALエデュケーションが米国市場に上場したのは2010年からで、株価も大きく上昇しました。

 

(Yahoo Finance:TALエデュケーションの10年チャート)

 

中国にはニューオリエンタル・エデュケーションという学習塾の最大手企業があり、最近はオンライン講義や人工知能(AI)技術を活用した新しいサービスの展開を始めています。

 

TALエデュケーションはニューオリエンタル・エデュケーションなどライバル企業からシェアを獲得するための投資が膨らみ、足元の業績は低迷していました。

 

 

2020年度の売上高は前年比で36%増となる見通しですが、当期純利益は前年比で42%減になる見通しです。

 

ただ、新型コロナの感染拡大で改めてオンライン教育に注目が集まっており、TALエデュケーションにとっても追い風だったのですが、今回の不正会計は痛いですね。

 

 

マーケットが最も嫌うのは「嘘」です。

 

TALエデュケーションと同じく米国市場に上場している中国企業のラッキンコーヒー(LK)は、4月2日に不正会計を認め、破産宣告の可能性すら噂されています。

 

(Yahoo Finance:ラッキンコーヒーの6ヵ月チャート)

 

TALエデュケーションもラッキンコーヒーもどうなるかは分かりませんが、中国企業への不信感が強まっていることは確かです。

 

もちろん中国に限らず、個別株投資をする上で不正会計などの個別株特有のリスクは避けられません。

 

ただ、今回のように連続で不正が発覚すると、中国企業に投資するのを躊躇(ちゅうちょ)してしまう投資家も増えそうですね。

 

私は新規の投資先としてZTOエクスプレス(ZTO)という中国の物流企業(ADR銘柄)を狙っていましたが、少し考えることにします。

 

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