ショー太です。
2020年9月13日に行われたFP1級学科試験に無事合格しました。
合格ラインは約6割の120点以上(200点が満点)で私は144点でした。
模擬解答で合格は予想していましたが、100%ではなかったのでまずは安心です
今回は、私が使用したテキストと問題集、勉強法を紹介します。
FP1級を取得するための2つのパターン
その前に、
FP1級は以下の2パターンで取得することができます。
私が選んだのは①です。
①金融財政事情研究会(きんざい)主催の学科試験と実技試験に合格
②日本FP協会主催の学科試験(CFP資格審査試験)と実技試験に合格
①も②も難易度は同じです。違う点はというと、①の学科は下記の6つの科目を同時に受けるのに対し、②のCFPは6つの科目をバラバラで受験することができる点です。
【試験科目】
- ライフプランニングと資金計画
- リスク管理
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
私が①を選んだのは、試験を1回で済ませたかったこと、トータル受験料が②よりも安かったことが主な理由です。(CFPは年間費も必要です)
FP1級の学科試験に独学で合格した学習法
前置きが長くなったので本題に入ります。
私は2020年9月13日に実施されたFP1級の学科試験に独学で合格することができました。
学習期間は約5カ月です。
どうやって学習したかというと、9割が過去問の繰り返しでした。
それもほとんどの時間を応用の演習に割きました。
FP1級の学科試験は前半が“基礎”、後半が“応用”に分かれています。
配点は同じ(それぞれ100点)です。
基礎と聞くと簡単そうに思いますが、応用に比べると基礎の方が全然難しいです。
試験で出題されるのは過去に出題されたことのない問題が多く、過去問を解いたからといって十分に基礎対策ができるわけではないことが理由です。
学科試験の基礎からは50問が出題されます。
CFPのように6科目バラバラで受験するのではなく、6科目の範囲の中からわずか50問が出題されることを考えると、過去の問題とかぶる方が珍しいのです。
過去問で十分な対策が取れない以上、基礎はある程度捨てる覚悟が必要です。
というよりも、力を入れすぎると心が折れてしまいます。
一方、応用はコツをつかめば高得点が狙えます。
過去と同じパターンが繰り返し出題されているからです。
また、基礎のようにひっかけ問題もありません。
過去問の応用問題が完璧に理解できるようになれば、本試験でも高得点が狙えるでしょう。
私は応用に全力を注ぐことにしました。
後で紹介しますが、使用した過去問にある応用問題は6~7回は繰り返しました。
完璧ではないですが、ほぼ理解できるところまでは仕上げたつもりです。
もちろん基礎問題も少しは解きました。
深追いしない程度に問題集は3週くらいしたと思います。
基礎を学習している中で気づいたこともあります。
応用問題で身についたことが基礎でも役に立つということです。
コトバ的に基礎と応用の位置が逆な感じがしますが、FP1級の学科に関してはそうだったのです。
応用問題を理解する中で覚えた知識が基礎を解く際に活かされるということは何度もありました。
FP1級の数少ない学科対策は、応用を徹底的に仕上げることだと実感しました。
頭が悪くても学科試験に一発合格できた私が言うので参考にしてください。
FP1級の学科試験で使用した教材
最後に、私が使用したテキストと問題集を紹介します。
使ったのはこれだけです。
【TAC出版 合格テキストFP技能士1級】
TAC出版の「よくわかるFPシリーズ」のテキスト一式です。
これで勉強したというよりは、問題集を解く時の参考書として使いました。
出題範囲の広い試験ですが、必要な情報は十分カバーされていると思います。
図表や資料が多く、複雑な内容も理解しやすい点が気に入っています。
目次も見やすく、調べたい箇所がすぐに見つかるのでストレスなく勉強することができました。
とても優秀なテキストです。
【TAC出版 合格トレーニングFP技能士1】
TAC出版の「よくわかるFPシリーズ」の問題集(過去問)です。
カバーが付いていないのは使い込んだ勲章だと思ってください。
使用した問題集(過去問)はこれ1冊だけです。
問題の裏のページに解答・解説があるため、学習が進めやすかったです。
適度に空白があるのも嬉しいポイントで、メモ欄として使いました。
TACの問題集を選んだのは、先ほど紹介したテキストが非常に見やすかったからです。
もともとテキストは参考書代わりに使う予定だったので、問題集もテキストと出版社を合わせた方が使いやすいかなと思ったことからTACの問題集を選びました。
あと、証券アナリストもTACの過去問で合格できたので、TACが良いというのはなんとなくありました。
結果的にこの問題集だけで合格できたので満足しています。
その他、ネットで税制改正をチェックしたり、通勤中に無料アプリで過去問を少し解いたりということはしましたが、学習の9割は過去問(応用中心)の繰り返しでした。
今回合格できたのは、色々な問題に手を広げずに1つの問題集を徹底的にやりこんで理解力を深めたからだと思います。
学習範囲の広いFP1級学科試験も結局は他の資格試験と同じで過去問を理解したら合格できます。
私はTAC出版の「よくわかるFPシリーズ」のテキストと問題集だけで合格しました。
これからFP1級にチャレンジしようと考えている人はぜひ参考にしてください。
以上、簡単ですがFP1級の学科試験対策で使用したテキストと問題集、勉強法の紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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【おまけ】
今回紹介したテキストと問題集はこちらで買うことができます。