いま話題のゲームストップ(GME)とは

米国株

 

先週の株式市場は荒れましたね。

 

SNSで連携した個人投資家がヘッジファンドが空売りしている株を一気に買うことで、ヘッジファンドに損失を出させると同時に一部の銘柄でバブルを作っています。

 

中でも話題になったのがゲームストップ(GME)です。

 

ゲームストップは1996年創業のゲームソフト企業で、ニューヨーク証券取引所に上場しています。

 

従業員は60,000人を超えており、ゲームソフト企業の中だと大手です。

 

昨年末比の株価騰落率は、1月29日時点で1,625%と、異常なくらい上昇しています。

 

(GMEの株価騰落率 2020年末~2021/1/29 )

 

業績はどうでしょうか。

 

 

2019年度以降、赤字が続いています。

 

赤字よりも気になるのは売上高で、グラフの一番左をパッと見ただけでも分かりますが、右肩下がりですね。

 

ヘッジファンドが空売りをしたくなるのも分かります。

 

 

ゲームストップが異常なほど買われているのは、将来性に期待してではありません。

 

冒頭でも書きましたが、SNSで連携した個人投資家が一気に買うことで、空売り戦略のヘッジファンドに損失を出させると同時にバブルを演出しているのです。

 

投資というよりもただのマネーゲームですね。

 

そのうち崩れるでしょう。

 

やっかいなのは、ゲームに参加していない投資家にも影響が及ぶことです。

 

ただ、株価の上昇トレンドがストップするほどの大きなリスクイベントではないと思います。

 

敏感になり過ぎない程度で今後の展開に注目します。

 

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