ショー太です。
資産運用にあたり、分散投資の重要性は少しずつ浸透してきました。
ただ、分散投資が重要なのは分かっても、実際「何をどのくらい分散すれば良いのか分からない」という人は多いのではないでしょうか。
そこで、3種類のモデルポートフォリオを作りました。
簡単に真似できるよう、eMAXIS Slimのインデックスファンドを使用しました。
2020年末から運用し、どのように推移したかを載せています。
(モデルポートフォリオについては後半で説明しています)
モデルポートフォリオのリターン推移
2020年末から2021年12月3日までのモデルポートフォリオのリターン推移です。
モデルポートフォリオ | 累積リターン (2020年末比) |
年率リスク (2021年11月末時点) |
安定型 | +6.26% | 3.23% |
標準型 | +10.10% | 4.86% |
積極型 | +14.61% | 6.10% |
新型コロナの変異株への警戒、米国の金融政策をめぐる流動性低下への不安からどの型も上値が重くなっています。
積極型は2週間で4.5%ほど調整しました。
一方、リスクの小さい安定型の下落は2%弱で済んでいます。
調整とは言えないレベルです。
資産クラスのリターン推移
資産クラスごとのリターン推移を見てみましょう。
資産クラス(eMAXIS Slim) | リターン(2020年末比) |
先進国株式 | +30.15% |
国内株式 | +10.50% |
新興国株式 | +8.29% |
先進国債券 | +3.03% |
国内債券 | +0.03% |
(2020年末~2021年12月3日 eMAXIS Slimの株式&債券ファンドの基準価格から計算)
先進国株式は直近2週間で約6%、国内株式は約5%それぞれ下げました。
要因は色々ありますが、値幅調整でしょう。
上昇トレンドは崩れてないと思います。
債券はほぼ変化なしです。
先進国債券は債券価格の下落を為替のドル高がカバーしている状況です。
今年は残り1ヵ月。
安定型・標準型・積極型の3つのモデルポートフォリオで運用した場合、リターン・リスクがどうなるのかを注意深く見ていきたいと思います。
モデルポートフォリオについて
ここからは、eMAXIS Slimの株式と債券のインデックスファンドで作ったモデルポートフォリオについて説明します。
以前、
と
という記事を書きました。
そこで紹介した3種類の効率的ポートフォリオをモデルポートフォリオと呼んでいます。
具体的には以下のポートフォリオです。
①安定型(期待リターン2.5% リスク6.0%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 25 | 45 | 10 | 10 | 10 |
安定型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→130万円
- 平均的なブレの範囲→105万円~150万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
②標準型(期待リターン3.5% リスク9.4%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 5 | 45 | 10 | 20 | 20 |
標準型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→140万円
- 平均的なブレの範囲→100万円~185万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
②積極型(期待リターン5.0% リスク14.8%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 0 | 15 | 25 | 30 | 30 |
積極型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→165万円
- 平均的なブレの範囲→85万円~240万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
以上がモデルポートフォリオについての説明でした。
これからも分散投資の効果を検証していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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