ショー太です。
資産運用にあたり、分散投資の重要性はある程度浸透しています。
ただ、実際「何をどう分散すれば良いか分からない」という人は多いのではないでしょうか。
そこで、3種類のモデルポートフォリオを作りました。
簡単に真似できるよう、eMAXIS Slimのインデックスファンドを使用しました。
2020年末から運用し、どのような推移となったかを載せています。
基準価格の実績値からポートフォリオの累積リターンとリスクも計算しています。
参考になれば嬉しいです。
(モデルポートフォリオについては後半で説明しています)
モデルポートフォリオのリターン推移
2020年末から2022年3月25日までのモデルポートフォリオのリターン推移です。
モデルポートフォリオ | 累積リターン | 年率リスク (2022年3月末時点) |
安定型 | +6.64% | 4.81% |
標準型 | +11.68% | 6.94% |
積極型 | +17.31% | 8.96% |
全ての型で今年調整した部分を取り戻しました。
FRBは今年合計7回利上げすることを示唆しました。
「どのくらい利上げするのか分からない」という不透明感が無くなったことで投資家マインドが好転したのかもしれません。
円安ドル高が進んでいることも大きいです。
ただ、荒れやすい環境は続くでしょう。
分散投資の実力が試される1年になりそうです。
資産クラスのリターン推移
資産クラスごとのリターン推移を見てみましょう。
資産クラス(eMAXIS Slim) | リターン |
先進国株式 | +38.30% |
国内株式 | +11.99% |
新興国株式 | +7.94% |
先進国債券 | +2.96% |
国内債券 | -2.05% |
(2020年末~2022年3月25日 eMAXIS Slimの株式&債券ファンドの基準価格から計算)
株式が戻してきました。
先進国株式はほぼ高値です。
一方債券は厳しいです。
金利の上昇が影響して国内債券はジリ安が続いています。
ただ、日米金融政策の違いから円安ドル高が進み、先進国債券はプラスで推移しています。
ロシア・ウクライナ情勢を巡る地政学リスクの高まりもあり不安定な相場環境が続いています。
今後も安定型・標準型・積極型の3つのモデルポートフォリオで運用した場合にリターン・リスクがどうなるのか見ていきます。
モデルポートフォリオについて
ここからは、eMAXIS Slimの株式と債券のインデックスファンドで作ったモデルポートフォリオについて説明します。
以前、
と
という記事を書きました。
そこで紹介した3種類の効率的ポートフォリオをモデルポートフォリオと呼んでいます。
具体的には以下のポートフォリオです。
①安定型(期待リターン2.5% リスク6.0%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 25 | 45 | 10 | 10 | 10 |
安定型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→130万円
- 平均的なブレの範囲→105万円~150万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
②標準型(期待リターン3.5% リスク9.4%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 5 | 45 | 10 | 20 | 20 |
標準型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→140万円
- 平均的なブレの範囲→100万円~185万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
②積極型(期待リターン5.0% リスク14.8%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 0 | 15 | 25 | 30 | 30 |
積極型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→165万円
- 平均的なブレの範囲→85万円~240万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
以上がモデルポートフォリオについての説明です。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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