最適ポートフォリオの年初来パフォーマンス(2023年2月末時点)

投資信託

以前、「eMAXIS Slim インデックスファンドで最適ポートフォリオを作りました」という記事を書きました。

最適ポートフォリオとは、複数存在する資産の組み合わせ方の中から、リスクが同じなら期待リターンが最も高くなる組み合わせを、期待リターンが同じならリスクが最も低くなる組み合わせを選んだポートフォリオのことです。

分かりやすく言うと、リスクとリターンのバランスが最も良くなるように作ったポートフォリオです。

 

今回は、eMAXIS Slimシリーズのインデックスファンドで作成した3種類の最適ポートフォリオの年初来パフォーマンスについてお伝えします。

分散投資の参考になれば嬉しいです。

 

最適ポートフォリオについて

まずは、私が作った最適ポートフォリオを紹介します。

下記の5種類のインデックスファンドを組み合わせて、リスクとリターンのバランスが最も良くなるように作りました。リスクが低い順に安定型・中間型・積極型の3種類に分類しています。

 

【投資対象ファンド】

ファンド名

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

eMAXIS Slim 国内債券インデックス

資産クラス 先進国株式 国内株式 新興国株式 先進国債券 国内債券
特色 日本を除く先進国の株式に投資 日本の株式に投資 新興国の株式等に投資 日本を除く世界主要国の公社債に投資 日本の公社債に投資

(2017年7月末~2022年12月末の基準価格を基に算出。 ※期待リターンはリスクから逆算して算出していますが、計算方法は長くなるため割愛します。)

 

安定型ポートフォリオ

資産クラス 組入比率(%)
先進国株式 9
国内株式 9
新興国株式 9
先進国債券 35
国内債券 38
期待リターン(%) 2.87
リスク(%) 5.00

(2017年7月末~2022年12月末の各ファンドの基準価格を基に算出)

 

リスク5%のポートフォリオです。

リスク5%というと、先進国債券と同じくらいのリスクです。

ローリスク・ローリターンの投資を希望される方におすすめのポートフォリオです。

 

標準型ポートフォリオ

資産クラス 組入比率(%)
先進国株式 21
国内株式 18
新興国株式 21
先進国債券 40
国内債券
期待リターン(%) 4.95
リスク(%) 10.00

(2017年7月末~2022年12月末の各ファンドの基準価格を基に算出)

 

リスク10%のポートフォリオです。

株式と債券の割合は、伝統的な投資比率とされる60:40です。

ミドルリスク・ミドルリターンの投資を希望される方におすすめのポートフォリオです

 

積極型ポートフォリオ

資産クラス 組入比率(%)
先進国株式 35
国内株式 27
新興国株式 35
先進国債券 3
国内債券 0
期待リターン(%) 6.75
リスク(%) 15.00

(2017年7月末~2022年12月末の各ファンドの基準価格を基に算出)

 

リスク15%のポートフォリオです。

リスク15%というと、国内株式と同じくらいのリスクです。

ハイリスク・ハイリターンの投資を希望される方におすすめのポートフォリオです。

 

最適ポートフォリオの年初来パフォーマンス

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年初来
安定型 1.98% 1.07%                     3.07%
中間型 3.68% 0.99%                     4.70%
積極型 4.87% 0.89%                     5.81%

(各ファンドの基準価格を基に算出)

 

2023年2月末時点では、全てのポートフォリオが年初来でプラスのリターンとなっています。

米国をはじめ、主要国の政策金利のターミナルレート(最終着地点)が近づいていることから、昨年売られた株に買戻しが入ったためです。

ただ、インフレ率の高止まりが解消されない限りは、各国中銀がいつ金融引き締め圧力を強めてきてもおかしくありません。不透明な相場環境はしばらく続きそうです。

 

今後のパフォーマンスについても月一ペースでお伝えします。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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