金融引き締めによる金利上昇リスクの備えとして、米国バンクローンに投資するETFに注目しています。

金利上昇時に強いバンクローンへの投資に関心があるため、少し調べてみました。

バンクローンとは

バンクローンは複数の銀行が企業に協調融資する仕組みの貸付債権を指し、米国では市場での取引も盛んに行われています。

利回りも比較的高く、インカムゲイン狙いの投資先としても魅力的です。

(三井住友トラスト・アセットマネジメント:バンクローン・オープン販売用資料より)

バンクローンは「金利上昇時に強い」といった特徴があります。

金利上昇に強い理由は、融資の返済金利が固定金利ではなく、1~3カ月ごとに市場金利を基にして変わる変動金利だからです。

一般的に固定金利の債券は金利が上昇すると債券単価は下がりますが、変動金利の債券ではそのようなことがなく、むしろ金利が上がれば変動金利でインカムゲインが増えることから、債券価格が高くなりやすいのが特徴です。

(三井住友トラスト・アセットマネジメント:バンクローン・オープン販売用資料より)

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米国・欧州が金融引き締めに動けば、金利の上昇は避けられません。

米国・欧州が金融引き締めに動く可能性が急速に高まっています。

2008年の米金融危機以降、冷え込んだ景気を刺激するために日米欧の中央銀行が政策金利の引下げだけでなく、国債の大規模購入など「非伝統的」と言われる緩和措置に踏み出しました。(中央銀行が市場から国債を買い、その代金として市場にお金を供給したことにより株や不動産等リスク資産へ大量のお金が流れました。)

金融危機前の2006年に約50兆ドルだった世界のマネーサプライ(中央銀行が国債を買って市場に供給したお金)は2014年に約1.8倍の90兆ドルに達しています。

今回、米欧が金融引き締めを検討するのは、過剰なマネーの供給で不動産などの資産価格が跳ね上がるリスクが高まっているからです。米国の商業不動産価格は金融危機前の1.3倍に跳ね上がり、中国・上海の住宅価格は平均年収の20倍と、バブル期の東京を上回る水準です。

雇用者数の増加など、景気の回復が確認できた今のタイミングで金融引き締めを検討することになったのです。

金融引き締めは金利の上昇要因の1つです。

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米国のバンクローンへ投資できるETFとしては「SPDR ブラックストーン / GSOシニア・ローンETF」という米国上場ETFがあります。

米国の利上げや金融引き締めから、今後米国の金利が上昇すると考える人にとっては良い商品だと思うので簡単に紹介します。

GSOシニアローンETF (ティッカー:SRLN )

シニアローン(バンクローン)と呼ばれる債券に投資するETFです。

(SBI証券より)

信託報酬は0.71%と安くはありませんが、毎月分配型で分配利回りは3.95%と高いため、インカム狙いで投資するのもアリな商品だと思います。

過去3年のチャートを見ると大きく値下がりしているように見えますが、分配金再投資の騰落率を見ると、7.18%のプラスとなっております。

分配利回りが高いため、価格が下がってもインカムゲインで十分カバーできている証拠です。

(SBI証券より)

GSOシニアローンETFは分配狙いとしても金利上昇のヘッジとしても使える優れたETFだと思います。

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私が保有している米国成長株の多くは金融引き締めが始まれば一時的に大きく調整してしまうリスクがあります。

金融引き締めは早ければ今年の秋から少しずつ始まるといった噂があります。万が一に備えて保有株の一部をGSOシニアローンETFにしておくか現在考え中です。

実施したらまた報告します。

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