ショー太です。
以前、金利上昇局面に強い投資先として「米国バンクローン」を紹介しました。
→過去記事「金融引き締めによる金利上昇リスクの備えとして、米国バンクローンに投資するETFに注目しています。」
今月に入り、米国の長期金利が急騰したことにより世界で株と債券が急落していますが、金利上昇に強いと言われるバンクローンはどうなったのかを調べてみました。
①米国バンクローンに投資するGSOシニアローンETF(SRLN)、②米国の投資適格債券全体に投資するバンガード米国債券市場ETF(BND)、③米国ハイイールド社債に投資するiシェアーズiBoxx米ドル建てハイイールド社債ETF(HYG)、そして、④NYダウの年初からの騰落率がこちらです。
①:バンクローン(SRLN) +0.51%
②:投資適格債全体(BND) -2.45%
③:ハイイールド社債(HYG) -2.64%
④:NYダウ -2.14%
米国長期金利の急騰からNYダウや投資適格債、ハイイールド債が軒並み売られる中、唯一バンクローンだけがプラスで推移しています。
バンクローンが金利上昇に強いというのは本当だったようです。
米国バンクローンに投資するGSOシニアローンETF(SRLN)は分配利回りが4%を超える高分配ETFです。
高分配を楽しみながら、金利上昇のリスクヘッジとしてポートフォリオに加えてもおもしろいのではないでしょうか。
(SBI証券:GSOシニアローンETFの情報)
信託報酬が0.7%と安くないのは、GSOシニアローンETF(SRLN)がインデックスファンドではなくアクティブファンドだからです。
ちなみに、株であれば「アクティブファンドはインデックスに勝てない」とよく言われますが、債券に関しては「アクティブファンドの方がインデックスよりも成績が良い」と言われることが多いです。
債券は上場していないものが多く、どうしても銘柄ごとの情報が少なくなります。
誰もが公平な価格で取引できる株式市場と違い、情報の少ない債券市場はまだまだプロトレーダーが有利なマーケットとなっているためです。
GSOシニアローンETF(SRLN)の信託報酬は0.7%ですが、それに見合った実績をこれまで出しているETFのため、あまり気にする必要はないでしょう。
過去の実績はこちらです。
毎年安定的に利益が出ています。
GSOシニアローンETF(SRLN)は国内の証券会社で買うことができる唯一の米国バンクローンETFです。
高分配を楽しみながら、金利上昇のリスクヘッジとしてポートフォリオに加えるのもアリかもしれませんね。
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【おまけ】
リスクとコストを抑えた運用がしたい方にオススメの一冊です。