イノベーション・インデックス・AI
三井住友アセットマネジメントが設定した「イノベーション・インデックス・シリーズ」の中で、AI(人工知能)関連企業の株式に投資を行うインデックス・ファンドです。
「イノベーション・インデックス・シリーズ」は新たなイノベーション(技術革新)によって経済や産業構造を大きく変えるような革新的な企業に投資するよう設定された新しいインデックス・ファンド・シリーズ。
今回は「イノベーション・インデックス・シリーズ」の中でも要となるAI(人工知能)関連企業の株式に投資を行う「イノベーション・インデックス・AI」を紹介します。
そもそも、AIというのはArtificial Intelligenceの略で、人間のように自ら学んで発達していくコンピューター・プログラムを指します。
日本語では人工知能と言われていますね。
イノベーション・インデックス・AIは「STOXXグローバルAIインデックス(ネット・リターン、円換算ベース)」という指数をベンチマークにしています。
(目論見書より)
先進国と新興国を組み合わせた全世界の株価指数であるMSCI ACワールドインデックスや全世界の情報技術セクターに特化した株価指数であるMSCI AC World情報技術セクターインデックスと比べると分かりやすいですが、ここ数年間のSTOXXグローバルAIインデックスの上昇率は目を見張るものがあります。
(目論見書より)
AI(人工知能)市場の世界的な規模拡大に伴い、STOXXグローバルAIインデックスはさらなるパフォーマンスの上昇が期待されています。
STOXXグローバルAIインデックスの業種別構成比率と国・地域別構成比率、通貨別比率を見てみましょう。
世界のイノベーション企業は米国企業が多いため、どうしても米国株への投資比率が高くなります。
イノベーション・インデックス・AIの構成上位10銘柄はこんな感じです。
(目論見書より。データは2018年6月18日時点)
人工知能と聞くとどうしても半導体株がイメージされやすいですが、イノベーション・インデックス・AIの組入れ1位はフェイスブック(FB)で、その次がアルファベット(GOOGL)となっています。
大量のデータを高速処理する特性を活かし、AIの進化を支えるハードウェアであるGPU分野の先駆者であるエヌビディア(NVDA)は3位に入っています。
最後に手数料。
買付手数料と信託財産留保額はゼロで、信託報酬は0.8046%です。
信託報酬0.8046%はインデックス・ファンドとしては高いです。
ただ、AIをテーマにしたインデックス・ファンドが他にないことから、イノベーション・インデックス・AIはおもしろい商品かもしれませんね。