GAFAは終わったのか。

米国株

ショー太です。

10月は世界的な株安に見舞われましたが、とりわけ大手ハイテク株の下げが目立ちました。

米国のIT大手4社(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)はその頭文字を取ってGAFAと呼ばれたりもしますが、今回そのGAFAが相場の足を引っ張りました。

4社とも2018年7月ー9月期決算は総じて好調だったものの、利益率が低下していること、また、10月ー12月期の見通しが予想よりも弱かったことなどが株価急落の要因です。

GAFAの時価総額は7月から10月のピーク比で合計約6,400億ドル(約72兆円)も消失しました。

GAFAなどグローバルIT企業を取り巻く環境は世界的に厳しさを増しています。

欧州では個人情報の厳格化を求める「一般データ保護規則(GDPR)」が5月に施行されたことからフェイスブックの利用者が激減しました。

また、イギリス政府は大手IT企業を対象に英国での売上高に2%の税を課す新たなデジタル課税を2020年4月から導入します。

データを囲い込むIT大手を監視する動きは日本でも強まっています。

日本政府はIT大手を規制する独占禁止法上の新たなルールを整備し、M&A(合併・買収)の審査にあたり、データの寡占が競争を阻害するかを判断基準に入れる方向です。

もともと高い成長期待で買われていたGAFA株ですが、セキュリティ対策でのコスト増や新たな課税などでかつてのような高い収益性の維持は難しくなっています。

では、GAFAはこのまま終わってしまうのでしょうか。

私の考えとしては、「終わりはしないけど今までのような大きな期待もできない」というのが本音です。

なんだかんだでGAFAを脅かすような企業が他にないことから、今後もGAFAが世界経済をリードしていくのは間違いないでしょう。

また、S&P500などの株価指数に占めるGAFA株の比率は高く、いまのようなインデックス投資ブームが続く限りはGAFA株へ継続して資金が入ってくるでしょう。

ただ、今までと同じペースで株価が上昇するかといえば難しいかもしれませんね。

教科書的な話をすれば、理論株価は将来その企業が生み出すと予想される利益を資金調達に必要なコストで割って求めます。(他にも理論株価を求める方法はありますが、基本的な部分は同じです。)

世界的なIT大手への規制から、分母のコストが上がってしまえば理論株価も下がるので、GAFAが今までと同じペースで成長できたとしても、株価が同じペースで上昇するとは限りません。

私はGAFAの一角アルファベット(GOOGL)に投資をしているのでGAFAにはまだまだ頑張ってほしい気持ちはありますが、あまり欲張らずじっくり見守りたいと思います。

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