株価が急落しています。
米国の5年債と2年債の利回りが逆転し、10年債と2年債の利回り差も縮小していることから、リセッション(景気減速)入りが意識されているためです。
一般に、米国の短期債(2年債)利回りが長期債(10年債)利回りを上回れば、その後景気後退になりやすいと言われています。
2018年12月7日現在の10年債利回りは2.84%、2年債利回りは2.71%程なので、その差はわずか0.13%。
FRB(米国の中央銀行)は今月も政策金利を引き上げるでしょうから、いつ長短金利が逆転(10年債利回りと2年債利回りが逆転)してもおかしくない状態です。
長短金利が逆転することを心配している投資家は多いので、今急いで株を売っています。
ただ、私はリセッション(景気後退)を心配するのはまだ早いんじゃないかと考えています。
長短金利が逆転したらリセッション確実かというと、そうでもないので。
下の図を見てください。
(J.P.モルガン:Guide to the Marketsより)
グラフが2つあると思いますが、上は米国のISM製造業景況感指数、下は長短金利差です。
背景が水色になっているところが景気後退時ですね。
過去のリセッションは、長短金利差がゼロ割れ(長短金利差逆転)+企業景況感が50割れした後に起きているのが分かります。
2つの条件が一致した時ってことです。
いまは長短金利差が逆転しそうですが、ISM製造業景況感指数が50後半と、過去のピークに近い水準に位置しています。
ISM製造業景況感指数が50を下回っていないことからも、まだリセッション入りを心配する段階ではないのかなと思いますね。
ましてや長短金利差が逆転したということだけで持ち株を全て売ってしまうのはもったいないです。
長短金利の逆転=今後の株安ではないので。
下の図は米国の長短金利と株価指数の推移です。
(日興アセットマネジメントより)
たしかに、後半2回の逆イールド(長短金利の逆転のこと)発生箇所(③と④)では株価は下げていますが、黒丸で囲った前半2回の逆イールド発生箇所(①と②)では株価は下がっていないのが分かります。
逆イールド=100%株安ではないのです。
来年は米国大統領選挙の1年前ということで株高が期待されています。
→中間選挙後1年間の米国株式市場は1950年から1度も負けなしデス!
来年の株高の恩恵を受けたければ、いま持ち株を全て清算するのはもったいないです。
長短金利が逆転してもあまり気にせず投資を続けていくことをオススメします。
ポチっと押して頂けるととっても嬉しいです。
【さいごに】
中間選挙後は株高というアノマリーに加え、今のように株価が調整している時はCFDでNYダウやS&P500に投資するのも良いのではないでしょうか。(リスクを取り過ぎないためにもレバレッジは2倍くらいに抑えることをおすすめしますが。)
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レバレッジ取引は怖くて手が出せないという人も多いと思いますが、レバレッジをかけすぎないように余裕を持った証拠金で取引すれば、CFDは決して怖いものではありません。
チャンスが来た時に取引できるよう、口座だけでも持っておくのも良いでしょう。
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