eMAXIS Slim インデックスファンドで作る最適ポートフォリオの年初来パフォーマンスについて(2023年11月末時点)

投資信託

投資をする上で、リスクを抑えて安定したリターンを目指すためには分散投資が欠かせません。

ただ、どの資産をどれだけ分散したらいいか決めるのは難しいですね。

そこで、モデルポートフォリオとして分散投資の参考になればと、eMAXIS Slimシリーズのインデックスファンドで最適ポートフォリオを作りました。

【参考】eMAXIS Slim インデックスファンドで最適ポートフォリオを作りました

 

最適ポートフォリオとは、株式や債券など、複数存在する資産の組み合わせ方の中から、リスクが同じなら期待リターンが最も高くなる組み合わせを、期待リターンが同じならリスクが最も低くなる組み合わせを選んだポートフォリオのことです。

分かりやすく言うと、リスクとリターンのバランスが最も良くなるように作ったポートフォリオです。

 

ここでは、3種類の最適ポートフォリオの紹介と、それらのポートフォリオで運用した場合に今年どのようなパフォーマンスになったのかについて書いています。

 

最適ポートフォリオの紹介

まずは、最適ポートフォリオの紹介です。

最適ポートフォリオは、下記の5種類のインデックスファンドを組み合わせて、リスクとリターンのバランスが最も良くなるように作りました。

【投資対象ファンド】

ファンド名

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

eMAXIS Slim 国内債券インデックス

資産クラス 先進国株式 国内株式 新興国株式 先進国債券 国内債券
特色 日本を除く先進国の株式に投資 日本の株式に投資 新興国の株式等に投資 日本を除く世界主要国の公社債に投資 日本の公社債に投資

リスクが低い順に安定型・中間型・積極型の3種類に分類しています。

モデルポートフォリオとして参考にしていただければと思います。

安定型ポートフォリオ

資産クラス 組入比率(%)
先進国株式 9
国内株式 9
新興国株式 9
先進国債券 35
国内債券 38
期待リターン(%) 2.87
リスク(%) 5.00

(2017年7月末~2022年12月末の各ファンドの基準価格を基に算出)

 

リスク5%のポートフォリオです。

リスク5%というと、先進国債券と同じくらいのリスクです。

ローリスク・ローリターンの投資を希望される方におすすめのポートフォリオです。

標準型ポートフォリオ

資産クラス 組入比率(%)
先進国株式 21
国内株式 18
新興国株式 21
先進国債券 40
国内債券
期待リターン(%) 4.95
リスク(%) 10.00

(2017年7月末~2022年12月末の各ファンドの基準価格を基に算出)

 

リスク10%のポートフォリオです。

株式と債券の割合は、伝統的な投資比率とされる60:40です。

ミドルリスク・ミドルリターンの投資を希望される方におすすめのポートフォリオです

積極型ポートフォリオ

資産クラス 組入比率(%)
先進国株式 35
国内株式 27
新興国株式 35
先進国債券 3
国内債券 0
期待リターン(%) 6.75
リスク(%) 15.00

(2017年7月末~2022年12月末の各ファンドの基準価格を基に算出)

 

リスク15%のポートフォリオです。

リスク15%というと、国内株式と同じくらいのリスクです。

ハイリスク・ハイリターンの投資を希望される方におすすめのポートフォリオです。

 

最適ポートフォリオの年初来パフォーマンス

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 年初来
安定型 1.98% 1.07% 0.97%  0.93% 2.32% 4.01% -1.11% 1.51% -1.25% -1.63% 4.14%    13.52%
中間型 3.68% 0.99% 0.59%  1.36% 3.72% 6.19% -0.19% 2.02% -1.52% -2.11% 5.46%   21.72%
積極型 4.87% 0.89% 0.26%  1.63% 4.25% 7.16% 0.66% 1.74% -1.58% -2.96% 6.35%   25.29%

(2022年12月末~2023年11月末の各ファンドの基準価格を基に算出)

 

2023年11月末時点では、全てのポートフォリオが年初来で大きくプラスのリターンとなっています。

もちろん円安の影響も大きいですが、米国をはじめ各国の利上げサイクルの終了観測から、昨年大きく売られた株式と債券に買戻しが入ったことが背景です。

今年は残り1ヵ月、どこまでリターンを伸ばせるか楽しみです。

 

以上、3種類の最適ポートフォリオの紹介と、それらのポートフォリオで運用した場合に今年どのようなパフォーマンスになったのかについてお伝えしました。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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