ショー太です。
米国金利が急騰しています。
(Bloomberg:米国10年国債利回りの5年グラフ)
米10年債利回りも3.2%を超えてきました。
米国の雇用の改善、堅調な賃金上昇からインフレ懸念(物価が上がることへの警戒)が意識され、金利が急騰しているのです。
金利の上昇は消費活動の停滞や借り入れコストの増加を引き起こすため、企業業績にはマイナスです。
今回の金利急騰時に株価が下げているのはそのためです。
(SBI証券より)
そんな中、金利上昇時でも安定した利益が期待できる資産があるので紹介します。
米国バンクローンです。
金利上昇に強い数少ない資産です。
バンクローンについて詳しく書いた過去記事はこちら→金融引き締めによる金利上昇リスクの備えとして、米国バンクローンに投資するETFに注目しています。
それでは、米国バンクローンのETFであるGSOシニアローンETF(SRLN)のチャートを見てみましょう。
(SBI証券より)
これだけ見ると「全然上がってないじゃん」と思うかもしれませんが、GSOシニアローンETF(以下、SRLN)は毎月分配型のETFです。
利益を毎月分配金として吐き出しているため、ジグザグしたチャートになっているのです。
SRLNの過去の騰落率はこちらです。
(SBI証券より)
米国が金融引き締め(金利引き上げ)を始めた2015年12月より前にSRLNに投資したとしても、分配金再投資ベースでプラスになっているのが分かります。(例えば過去3年だと12.93%のプラス)
米国バンクローンは金利上昇局面でも安定した利益が期待できるのです。
米国バンクローンの魅力はまだあります。
分配利回りが高いことです。
2018年10月時点でSRLNの分配利回りは4.44%です。
(SBI証券より)
ハイ・イールド債には負けますが、国債や投資適格社債に比べると圧倒的に高いインカムゲインが期待できるのです。
以上、簡単ですが米国バンクローンと関連ETFであるSRLNの紹介でした。
高分配&金利上昇のリスクヘッジとして魅力のある運用商品だと思います。
ポートフォリオの一部に加えてみるのもアリかもしれませんね。
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