米国株は下落時間よりも上昇時間の方が長い傾向があるので、下落時間で売るのはナンセンスです。

米国株

ショー太です。

先週から株が売られていますね。

(Google Finance:S&P500指数の値動き)

株価が売られた主な理由は大きく2つ。

・約10年半ぶりに政策金利が引き下げられた7月のFOMC(米国の金融政策を話し合う会合)でパウエルFRB(米国の中央銀行)議長が「長期的な利下げ局面に入ったわけではない」と発言したことから追加の利下げ期待が後退したこと。

・トランプ大統領が中国へ第四弾の制裁関税を9月1日に発動すると表明し、中国側も対抗措置を取る姿勢を示したことから貿易戦争の激化が懸念されたこと。

株価が下がると気分も上がらないですね。

中には一括で投資したことを後悔している人もいるでしょう。

ただ、投資をする以上は株が下がるのは当たり前なので、あまり気にしなくても良いと思います。(ここでは米国株を想定して話をしています。)

米国のように人口の増加に伴ってGDPが拡大しているような市場に投資をしていれば、時間と共に株価は上昇するものです。

長期スパンで投資を考えている人は目先の株価の下落は気にするだけ無駄。

少し下がっただけで、心配だから売るというのはもったいないです。

過去のデータからも、米国株の強気相場と弱気相場だったら圧倒的に強気相場(株価が上昇している期間)の方が時間が長いことも分かっています。

ちょっとこれを見てください。

J.P.Morganの「Guide to the Markets」にあるデータです。

まず、一番下のグラフは1948年~2019年6月30日までのS&P500の値動きです。(緑色の丸印が強気相場の高値、赤色の丸印が弱気相場の安値)

上段は、強気相場と弱気相場それぞれの期間におけるS&P500の騰落率、中段は、強気相場と弱気相場それぞれの期間の長さを示しています。

画像が小さくて見えづらいかもしれませんが、データから分かることは、強気相場の株価上昇率は弱気相場の下落率を上回る傾向があり、強気相場の期間は弱気相場の期間よりも長くなる傾向があるということです。

要は、弱気相場や少しの調整くらいで米国株を売るのはもったいないということです。

投資をする以上、相場が崩れて含み損が発生することはいたって普通のことです。

ただ、米国株の場合、過去のデータからも長期でみたら圧倒的に強気相場(株価が上昇している期間)の方が長いことが分かっています。

株価が下がっている時は冷静さを失いがちですが、当初の運用目的をもう一度思い出し、じっと我慢すればそのうち良いことがあるはずです。

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