ショー太です。
新型コロナの感染拡大と原油価格の急落で一時は大きく売られた米国ハイ・イールド債券ですが、少しずつ戻しています。
(Google Financeより:青→米国ハイ・イールド債ETF 赤→米国株)
FRB(米国の中央銀行)が4月9日にハイ・イールド債券の買い取りを含む市場の下支え策を発表したことが大きいです。
FRBはこれまでも債券を大量に買い入れる量的緩和を導入してきましたが、対象は原則として国債で、社債を買う場合も信用力の高いものに限定してきました。
今回FRBは、3月22日時点で投資適格級だった債券がそれ以降に格下げされてハイ・イールド債になったものでも買い取ることと、投資適格社債とハイ・イールド社債に投資する上場投資信託(ETF)を買い取ることを発表しました。
3月23日に年初来で-22%だった米国ハイ・イールド債券ETFは、直近で-10%まで改善しています。
もちろんコロナショックも原油価格の急落もまだ落ち着いていないため、ハイ・イールド債券がこれから再度急落するリスクはありますが、「中央銀行には逆らうな」という投資格言に従うのであれば、次に下がったところは絶好の買い場かもしれません。
コロナと原油が落ち着けば、投資適格級から格下げされた債券も再び格上げの対象になるものも出てくると思います。
高分配で人気の高い米国ハイ・イールド債券ですが、これから投資をする人は長期的な価格の上昇も十分期待できるでしょう。
いまは米国ハイ・イールド債券の良い仕込み時だと思います。
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