ショー太です。
資産運用にあたり、分散投資の重要性はある程度浸透しています。
ただ、実際「何をどう分散すれば良いか分からない」という人は多いのではないでしょうか。
そこで、3種類のモデルポートフォリオを作りました。
簡単に真似できるよう、eMAXIS Slimのインデックスファンドを使用しました。
2020年末から運用し、どのような推移となったかを載せています。
基準価格の実績値からポートフォリオの累積リターンとリスクも計算しています。
参考になれば嬉しいです。
(モデルポートフォリオについては後半で説明しています)
モデルポートフォリオのリターン推移
2020年末から2022年2月4日までのモデルポートフォリオのリターン推移です。
モデルポートフォリオ | 累積リターン | 年率リスク (2022年1月末時点) |
安定型 | +5.32% | 4.05% |
標準型 | +9.39% | 5.92% |
積極型 | +14.05% | 7.77% |
全ての型で上値が重たくなってきました。
- 想定以上の物価上昇
- 各国中央銀行の金融引き締め懸念
- 新型コロナの感染再拡大
以前から懸念されていたリスク要因ですが、ここにきて投資家の不安が強くなっている印象です。
昨年は株式の相場環境が良かったのに加え、ドル円相場で10%以上のドル高となりました。
日本円評価のバランス運用にとっては恵まれた1年でしたね。
緩和マネーの逆回転が心配される2022年。
分散投資の実力が試される1年になりそうです。
資産クラスのリターン推移
資産クラスごとのリターン推移を見てみましょう。
資産クラス(eMAXIS Slim) | リターン |
先進国株式 | +30.17% |
国内株式 | +9.08% |
新興国株式 | +8.12% |
先進国債券 | +1.96% |
国内債券 | -1.22% |
(2020年末~2022年2月4日 eMAXIS Slimの株式&債券ファンドの基準価格から計算)
今年は世界的な株安で始まりました。
昨年大きく上昇した先進国株式は年初来6%近くのマイナスと元気がありません。
国内株式、新興国株式も苦戦しています。
長期金利が上昇しやすい環境は債券にとっても厳しいです。
国内債券のマイナス幅が少しずつ大きくなってきました。
先進国債券はプラスをキープしています。
米国金利の先高観で円安が進んでいることが背景です。
2022年も昨年同様、安定型・標準型・積極型の3つのモデルポートフォリオで運用した場合にリターン・リスクがどうなるのか見ていきたいと思います。
モデルポートフォリオについて
ここからは、eMAXIS Slimの株式と債券のインデックスファンドで作ったモデルポートフォリオについて説明します。
以前、
と
という記事を書きました。
そこで紹介した3種類の効率的ポートフォリオをモデルポートフォリオと呼んでいます。
具体的には以下のポートフォリオです。
①安定型(期待リターン2.5% リスク6.0%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 25 | 45 | 10 | 10 | 10 |
安定型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→130万円
- 平均的なブレの範囲→105万円~150万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
②標準型(期待リターン3.5% リスク9.4%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 5 | 45 | 10 | 20 | 20 |
標準型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→140万円
- 平均的なブレの範囲→100万円~185万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
②積極型(期待リターン5.0% リスク14.8%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 0 | 15 | 25 | 30 | 30 |
積極型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→165万円
- 平均的なブレの範囲→85万円~240万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
以上がモデルポートフォリオについての説明でした。
これからも分散投資の効果を検証していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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