10月は世界的に株価が大きく下げました。
そんな中、ブラジルの株式市場は前月比で+10%と大幅高。
11月1日は史上最高値を更新するなど、勢いが止まりません。
(Yahoo Finance:ブラジル・ボベスパ指数の5年チャート)
ブラジル株が好調な理由はただ1つ、ボルソナロ新大統領への期待です。
ブラジルでは10月28日に大統領選の決選投票が行われました。
過激な言動で「ブラジルのトランプ」とも呼ばれる社会自由党のボルソナロ下院議員が、労働党のフェルナンド・アダジ氏を破って当選しました。
任期は2019年1月1日から4年間です。
ボルソナロ大統領の経済政策では市場重視を強調しており、テメル現政権の経済改革路線を基本的に継承する方針を示しています。
また、財政再建にも力を入れる予定で、年金制度や国営企業民営化などを推進する方針です。
マーケットはこうしたボルソナロ氏の姿勢を高く評価しているようです。
一方で差別発言や過激発言が多いことから批判も集めやすいボルソナロ氏。
国民の感情を上手くコントロールしながら経済改革などの目標を実現できるかどうか、世界が注目しています。
今は期待先行で買われているブラジル株ですが、2019年以降はこれが本物かどうかの真価が問われますね。
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