ショー太です。
資産運用にあたり、分散投資の重要性はそこそこ浸透しています。
ただ、分散投資が重要なのは分かっても、実際「何をどのくらい分散すれば良いのか分からない」という人は多いのではないでしょうか。
そこで、少しでも分散に悩んでいる人の参考になればと、3種類の分散投資ポートフォリオ(モデルポートフォリオと呼んでます)を作りました。
簡単に真似できるよう、eMAXIS Slimのインデックスファンドだけを使っています。
2020年末から運用した場合、モデルポートフォリオがどのように推移したかを当ブログで紹介します。
ご興味ある方は見てください。
(モデルポートフォリオについては後半で説明しています)
モデルポートフォリオのリターン推移
2020年末から2021年6月11日までのモデルポートフォリオのリターン推移はこちらです。
モデルポートフォリオ | 累積リターン (2020年末比) |
年率リターン (2021年5末時点) |
年率リスク (2021年5末時点) |
安定型 | +5.80% | 10.91% | 1.83% |
標準型 | +9.45% | 17.97% | 2.72% |
積極型 | +13.62% | 26.97% | 3.80% |
今年に入り株式市場が堅調なため、株比率の高いものから順にパフォーマンスが良いです。
(積極型→標準型→安定型)
積極型のリターンは13%を超えてきました。
最もリスクの小さい安定型でも6%近いリターンとなっています。
総じて堅調です。
年率リターンが非常に高いことに違和感を感じる人も多いと思います。
これは、計測期間が短いことと、その間のマーケット環境が良すぎることが要因です。
時間が経つにつれ徐々に落ち着いてくると思うので、今はあまり気にしないでください。
資産クラスのリターン推移
資産クラスごとのリターン推移を見てみましょう。
資産クラス(eMAXIS Slim) | リターン(2020年末比) |
先進国株式 | +20.47% |
国内株式 | +9.26% |
新興国株式 | +15.86% |
先進国債券 | +2.69% |
国内債券 | +0.09% |
(資産クラスはeMAXIS Slimの株式と債券ファンドを使用)
先進国株式が相変わらず強いです。
新興国株式も勢いが戻ってきました。
円安が進んでいることから、先進国債券も堅調です。
米国のインフレ懸念の高まりで、長期金利に上昇圧力がかかっています。
FRBの早期金融引き締めも意識され始めました。
今は堅調な株式相場ですが、いつ調整してもおかしくありません。
安定型・標準型・積極型の3つのモデルポートフォリオで運用した場合、リターンがどうなるのかを今後も注意深く見ていきたいと思います。
モデルポートフォリオについて
ここからは、eMAXIS Slimの株式と債券のインデックスファンドで作ったモデルポートフォリオについて説明します。
以前、
と
という記事を書きました。
そこで紹介した3種類の効率的ポートフォリオをモデルポートフォリオと呼んでいます。
具体的には以下のポートフォリオです。
①安定型(期待リターン2.5% リスク6.0%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 25 | 45 | 10 | 10 | 10 |
安定型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→130万円
- 平均的なブレの範囲→105万円~150万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
②標準型(期待リターン3.5% リスク9.4%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 5 | 45 | 10 | 20 | 20 |
標準型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→140万円
- 平均的なブレの範囲→100万円~185万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
②積極型(期待リターン5.0% リスク14.8%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 0 | 15 | 25 | 30 | 30 |
積極型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→165万円
- 平均的なブレの範囲→85万円~240万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
以上がモデルポートフォリオについての説明でした。
これからも分散投資の効果を検証していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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