ショー太です。
資産運用にあたり、分散投資の重要性は少しずつ浸透してきました。
ただ、分散投資が重要なのは分かっても、実際「何をどのくらい分散すれば良いのか分からない」という人は多いのではないでしょうか。
そこで、少しでも分散に悩んでいる人の参考になればと、3種類の分散投資ポートフォリオ(モデルポートフォリオと呼んでます)を作りました。
簡単に真似できるよう、eMAXIS Slimのインデックスファンドだけを使っています。
2020年末から運用した場合、モデルポートフォリオがどのように推移したかを当ブログで紹介します。
ご興味ある方は見てください。
(モデルポートフォリオについては後半で説明しています)
モデルポートフォリオのリターン推移
2020年末から2021年7月9日までのモデルポートフォリオのリターン推移はこちらです。
モデルポートフォリオ | 累積リターン (2020年末比) |
年率リターン (2021年6末時点) |
年率リスク (2021年6末時点) |
安定型 | +5.16% | 10.80% | 1.69% |
標準型 | +8.50% | 17.90% | 2.52% |
積極型 | +12.08% | 26.45% | 3.53% |
好調なマーケットに支えられ、積極型のリターンは12%を超えています。
標準型で8.5%、最もリスクの小さい安定型でも5%超のプラスのリターンとなっています。
総じて堅調です。
表にある年率リターンが非常に高いことに違和感を感じる人も多いと思います。
これは、計測期間が短いことと、その間のマーケット環境が良すぎることが要因です。
時間が経つにつれ徐々に落ち着いてくると思うので、今はあまり気にしないでください。
資産クラスのリターン推移
資産クラスごとのリターン推移を見てみましょう。
資産クラス(eMAXIS Slim) | リターン(2020年末比) |
先進国株式 | +21.81% |
国内株式 | +7.08% |
新興国株式 | +11.33% |
先進国債券 | +2.48% |
国内債券 | +0.10% |
(2020年末~2021年7月2日 eMAXIS Slimの株式と債券ファンドで計算)
先進国株式が22%プラスと堅調です。
勢いが戻ってきていた新興国株式は先週6%売られました。
それでも11%超のプラスのリターンです。
国内株式は3月以降横ばいが続いています。
円安が進んでいることから、先進国債券は2%以上のプラスと堅調です。
米国の景気回復、インフレ懸念の高まりからFRBの早期金融引き締めが意識されています。
今は堅調な株式相場ですが、いつ調整してもおかしくありません。
安定型・標準型・積極型の3つのモデルポートフォリオで運用した場合、リターンがどうなるのかを今後も注意深く見ていきたいと思います。
モデルポートフォリオについて
ここからは、eMAXIS Slimの株式と債券のインデックスファンドで作ったモデルポートフォリオについて説明します。
以前、
と
という記事を書きました。
そこで紹介した3種類の効率的ポートフォリオをモデルポートフォリオと呼んでいます。
具体的には以下のポートフォリオです。
①安定型(期待リターン2.5% リスク6.0%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 25 | 45 | 10 | 10 | 10 |
安定型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→130万円
- 平均的なブレの範囲→105万円~150万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
②標準型(期待リターン3.5% リスク9.4%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 5 | 45 | 10 | 20 | 20 |
標準型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→140万円
- 平均的なブレの範囲→100万円~185万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
②積極型(期待リターン5.0% リスク14.8%)
資産クラス | 国内債券 | 先進国債券 | 国内株式 | 先進国株式 | 新興国株式 |
配分比率(%) | 0 | 15 | 25 | 30 | 30 |
積極型で100万円を運用し、10年経過した時のシュミレーションはこちらです。
- 中央値→165万円
- 平均的なブレの範囲→85万円~240万円
(ショー太独自の試算に基づくシュミレーションのため、将来の運用成果を保証するものではありません)
以上がモデルポートフォリオについての説明でした。
これからも分散投資の効果を検証していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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