ショー太の米国株は週間で約5%上昇しました。
先週までは米中貿易摩擦の再燃に加え、トランプ大統領がメキシコに追加関税を課す方針を示したこと、また、中国のPMI(製造業購買担当者景気指数)の悪化や原油価格の下落などが重なって、市場には悪い空気が流れていました。
が、今週は大きく戻しましたね。
株式市場は完全に米国の利下げを織り込みにきているようです。
将来の短期金利の予想値とされる米10年国債利回りもどんどん下がり、今週は2.1%を割りましたね。
6月7日時点で2.07%。
(ブルームバーグ:米10年国債利回りの1年グラフ)
一般的に10年国債利回りと2年国債利回りが逆転した後に中央銀行が利下げを行えば、その後1~2年以内に景気後退に陥りやすいとされています。
6月7日時点の米2年国債利回りは1.85%なので、まだ逆転現象は起きていませんが、今のペースで10年国債利回りが下がれば分かりません。
中央銀行(FRB)の本来の役割は雇用と物価の安定を保つことです。
6月7日に発表された米国の雇用統計でも、失業率は3.6%と約50年ぶりの低水準。
完全雇用に近い状態となっています。
物価面では、3月に発表された米国のコア・インフレ率(食料とエネルギーを除く)こそ前年比+1.6%と目標の2%に届いていませんが、利下げをするほどのレベルではない気がします。
米中貿易戦争で関税が引き上がっていることから、今後は原材料価格の上昇で物価も上昇する可能性がありますし。(トランプ大統領は否定していますが)
どちらにせよ今の米国は利下げを急ぐような環境ではないはずです。(大人の事情でもあるのでしょうか。)
今の状況でFRBが利下げを行えば、たしかに資産バブルで株価は上昇するでしょう。
今週から利下げの催促相場も始まったようですね。
ただ、繰り返しになりますが、10年国債利回りと2年国債利回りが逆転した後に中央銀行が利下げを行えば、その後1~2年以内に景気後退に陥りやすいとされています。
利下げで株価が上昇した場合、あまり調子に乗らずにリスク資産のウェイトを少し下げた方が良いかもしれませんね。
にほんブログ村←ポチっと押して頂けるととっても嬉しいです。
【ショー太の米国株ポートフォリオ】
- ヴィーバ・システムズ(VEEV)6%
- アビオメッド(ABMD)4%
- クオリス(QLYS)8%
- イルミナ(ILMN)8%
- セールスフォース(CRM)5%
- インテュイティブ(ISRG)4%
- アライン・テクノロジー(ALGN)7%
- アリスタ・ネットワークス(ANET)4%
- ペイコム(PAYC)6%
- ペイパル(PYPL)5%
- アドビ(ADBE)8%
- S&P500ETF(VOO)19%
- ナスダック100ETF(QQQ)15%
【おまけ】
私は現物株以外だとCFD取引もしています。CFDはレバレッジ2倍で上昇トレンドの時だけ順張りで乗るようにしています。銘柄は主にナスダック100とS&P500。
CFDが取引できる業者はたくさんありますが、私はGMOクリック証券【CFD】をおすすめします。
私も使っていますが、GMOクリック証券だとS&P500や日経平均株価などの株価指数、アマゾンやテンセントといった個別米国株、個別中国株、他にもVIX指数(恐怖指数)や原油などへも投資が可能で、使いやすくておすすめです。